タイの街角では至る所に果物売り場がある。
中でもおススメなのがマンゴー。
1kgあたり60バーツ(約228円)で食すことができる。
楽天市場で宮崎の完熟マンゴーを買うと安くても2,600円程度で売られているので、その価格差は10倍以上だ。
正直、売り場の店構えを見ると心配になることもあるが、元々熱帯果樹のマンゴーなので、保存状態には問題ない。
注文するとその場でカットして容器に入れてもらえる。
タイのマンゴー(店頭でこのような容器に入れてもらえる)
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タイのマンゴーと龍眼(ロンガン)
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タイのマンゴー
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味は当然、非常においしい。冷蔵庫で冷やしてから食べると、さらに美味しい。
千疋屋で16,000円出して、みやざき完熟マンゴー「太陽のたまご」を食すのも美味しいだろうが、味覚でこれだけの価格差を実感できるかは疑問である。
日本の果物を輸出する取り組みは数多いが、競合となるのがこのような価格帯の美味しいフルーツであることを認識する必要がある。流通コストを考えると、当然、日本国内での販売価格よりも高くなければ採算は合わない。一方でその価格差に見合うだけの付加価値を付けるのは難しい。現地消費者のニーズをしっかり見極め、細かいターゲティングをしていく必要があるだろう。