「失敗生かして強く」 豪州の新工場、ストで難航
https://style.nikkei.com/article/DGXZZO39383060W8A221C1000000
ポイントは下記の通り。
- オーストラリア政府と直接交渉して土地を入手
- 工場建設時、組合加入の勧誘を受け、断ったらストライキ等の妨害に遭った
- 代替策としてニュージーランドでの工場建設を試みたところ、オーストラリア政府が組合を説得することになった
- その結果、2000年の工場設立登記から生産開始まで2年間経ってしまった
海外進出には想定外の事態はつきものである。しかし、2年間も経過すると市況も変化し、好機を逃すことにつながりかねないため、工場建設の期間は極力短縮し、一刻も早く生産開始するのが鉄則である。
サイゼリヤが工場建設を開始した2000年は、マクドナルドが平日65円のハンバーガーを投入し、外食産業に大きな影響を与えた年であった。おそらくサイゼリヤとしても、早期にコスト削減する必要があっただろう。
現地事情に詳しいアドバイザーがしっかりアドバイスしていれば、もう少し違った対応になったのではないだろうか?