株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、2016年8月19日、平成28年度第1四半期(4~6月)の投融資件数が115件、総額1兆1846億円となったことを発表しました。前年同期の数字が56件、約1,908億円だったことを考慮すると、金額ベースで約6.2倍に達したことになります。
主な投資先は下記の通り。
1.資源分野での取り組み
・インドネシア・タングー3プロジェクト(液化天然ガスの開発)
・米国・モレンシー銅鉱山の権益取得 など
2.日本の産業の国際競争力の維持・向上分野での取り組み
・(株)ニコンや富士フイルム(株)等の海外M&A
・セントラルジャワ石炭火力発電事業(インドネシア初の超々臨界圧石炭火力IPPプロジェクト)
・中堅・中小企業の海外事業展開
3.環境関連分野での取り組み
・アンデス開発公社 第二次クレジットライン
こうした数字は日本企業の海外投資が増加していることを裏付ける数字となる。政府の「インフラシステム輸出戦略」といった施策とも合致する動きであり、今後とも、日本企業の海外における競争力強化のための支援が継続されるものと考えられます。
詳細は、株式会社国際協力銀行のプレスリリースをご参照ください。
国際協力銀行 - 平成28年度第1四半期業務概況
http://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2016/0819-50055