2015年12月20日日曜日

中小企業の過半数が海外事業拡大の意向:帝国データバンク調査

2015年12月18日、帝国データバンクが中小企業の海外進出動向調査の結果を発表した。

中小企業の海外進出動向調査(帝国データバンクのサイトへ)

この調査によると、海外事業の今後の展開方針は


  • 拡大意向:52.5%
  • 現状維持:41.9%
  • 縮小・撤退意向:5.5%


となった。

理由としては


  • 海外での需要増:60.4%
  • 取引先企業の海外進出:49.8%

が多くなっており、多くの企業が海外での需要増を見越して海外進出を志向し、その動きに合わせて他社も海外進出する流れが見える。
成長市場で大きく売り上げを伸ばすためには、当然のことながら成長の初期段階に参入し、成熟期に入る前までにシェアを獲得することが必須である。現在、東南アジア諸国を中心に成長段階にある市場は多く存在するが、昨今の中国市場のように、いつ成長が鈍化するかはわからない状況である。まだ成長の見込める現段階で、現地の市場動向をしっかりつかみ、進出可否の判断をしていただきたい。
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