2015年7月13日月曜日

【動画】グローバルブランド検証 第3回!セブンイレブンの「金のバニラアイス」はハーゲンダッツに対抗できるか?

先日の投稿では、セブンイレブンのドーナツとクリスピークリームドーナツの検証結果をご紹介した。Facebookなどで様々なコメントをいただくとともに、ドライマンゴーの時以上にご参照いただき、非常にありがたい結果となった。記事と動画を読んで(見て)いただいた皆様に改めてお礼を申し上げたい。(参照:【動画】検証!セブンイレブンのドーナツはクリスピークリームドーナツに対抗できるか?)

今回の検証内容


 すっかり週次での恒例行事となったグローバルブランド検証シリーズ。
 今週のネタはどうするか?社内のメンバーと検討を重ね、「夏らしく、アイスで検証しよう!」とアイディアがまとまった。

 しかし、内心不安もあった。というのは、先週の東京の天気を思い起こしていただきたい。

 6日(月):週明け早々の雨
 7日(火):曇り時々雨(お客様先からビニール傘を貸していただく)
 8日(水):文句無しの雨(JR四ッ谷駅近くでビニール傘を買う)
 9日(木):やっぱり雨

ということで、全然夏らしくない天気が続いたのである。正直、先週木曜日の時点では「これは題材を変更した方が良いだろうか?」と考えていた。
ところが、そんな不安を払しょくするように、10日(金)を境に一気に夏らしい天候となった。調査を実施した13日(月)は東京の最高気温が34度で、まさにアイスの調査にはピッタリの気候となった。

アイスのグローバルブランドにもいくつかあるが、今回はハーゲンダッツのバニラアイスクリーム(税抜価格 221円)を取り上げた。理由は下記の3点である。

  1.  「1961年にアメリカ・ニューヨークでハーゲンダッツが誕生して以来、変わることのないロングセラー商品」(出典:ハーゲンダッツ・ジャパンのホームページ)であること(マダガスカル産のバニラビーンズを使用)
  2.  1984年の日本進出から数えて31年という長い年月を経ていながら、商品入れ替えの激しい日本のコンビニで生き残っている
  3.  日本製アイスクリームとの価格競争に巻き込まれず、比較的高価格を維持している


一方、国内勢としては、最近、プレミアムアイスクリームに力を入れているセブンイレブンの「セブンゴールド 金のバニラアイス」(税抜価格 248円)を取り上げた。理由としては、ハーゲンダッツのバニラと同様にマダガスカル産バニラビーンズを使用している点である。

今回は販売価格では国内勢の方が高い点も特徴的である。
さて、どのような結果となっただろうか?

検証方法

  • 検証日:2015年7月13日
  • サンプル数: 6人(男性3人、女性3人) 年代は30代~40代
  • 調査方法:ブラインドテスト(ハーゲンダッツのバニラアイスクリームとセブンイレブンの「金のバニラアイス」を目隠しした状態で試­食し、どちらが美味しいかを回答する)
「セブンゴールド 金のバニラアイス」とハーゲンダッツのバニラアイスの比較
目隠しをした状態で食べ比べ

検証動画

検証の様子を動画に収めたので、ぜひご覧いただきたい(再生時間 6分33秒)



検証結果

 今回もぜひ上記の動画を見ていただきたい。時間の無い方は、動画の5分40秒の辺りを見ていただければ結果がご覧いただける。

今回はどちらも甲乙つけがたいということであるが、グローバルブランドで、かつ、50年以上の伝統を持つハーゲンダッツアイスクリームと、新興のセブンイレブンの「金のバニラアイス」を比較したのであるから、十分に善戦したと言えるだろう。原料にこだわり、価格設定もハーゲンダッツ以上にしているセブンイレブンの戦略は成功をおさめたと言って良いのではないだろうか。

また、男性と女性の好みの差が出たのも興味深い。こってり系の味が好きな男性とあっさり系の味を好む人が多い女性で、好みがはっきりと分かれた。もし機会があったらサンプル数を増やして、追加の検証をしたいと思っている。




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