(参照:【動画】検証!7Dのドライマンゴーは他のマンゴーと比べて本当に「美味しい」か?)
この記事は私自身が驚くほど大きな反響を呼び、 数多くの方にアクセスしていただいた。やはり、単なる食べ比べではなく、複数の目で、しかも目隠しをした形で食べていただいた上で、数字を得ている点で、他の動画とは一線を画す客観性を持ったものであったことが要因だったと考えている。
そうなると、気になることはどんどん試していきたくなる。次のターゲットを設定した。
前回の検証は7D(セブンディー)。
日本で「セブン」と言えばセブンイレブン。
セブンイレブンと言えば、最近話題になったドーナツ。
というわけで、ドーナツを題材にすることにした。
よく比較対象になるのが、ミスタードーナツとセブンイレブン、またはセブンイレブンとローソンのドーナツであるが、私たちはグローバルマーケティングの専門家であるため、グローバルブランドと比較することに決定した。
というわけで、今回は
セブンイレブンのドーナツとクリスピークリームドーナツの比較
となった。
検証方法
- 検証日:2015年7月7日
- サンプル数: 5人(男性4人、女性1人) 年代は30代~40代
- 調査方法:ブラインドテスト(クリスピークリームドーナツとセブンイレブンのドーナツを目隠しした状態で試食し、どちらが美味しいかを回答する)
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セブンイレブンのドーナツとクリスピークリームドーナツを食べ比べ |
目隠しをした状態で食べ比べ |
検証動画
検証の様子を動画に収めたので、ぜひご覧いただきたい(再生時間 6分39秒)検証結果
前回はブログ上で結果発表してしまったため、動画のアクセスが極端に少ない状況であったため(笑)、今回はぜひ上記の動画を見ていただきたい。時間の無い方は、動画の6分07秒の辺りを見ていただければ結果がご覧いただける。も ちろん、サンプル数も少ないし、味の感じ方には個人差があるので、この結果がすべてではないが、日本人の好みに合わせて作られたセブンイレブンと、アメリカ本土の味を受け継いでいるクリスピークリームドーナツの違いが鮮明になる結果であった。
現地の消費者ニーズに合わせてどこまでカスタマイズするか?
一方で、仮にクリスピークリームドーナツが日本の消費者に合わせた商品を作っていたとしたら、上陸当初、どこに行っても行列ができるほどの支持を得られたとは思えない。
この事例もまたグローバルマーケティング上の悩みの大きさを物語っているのである。



