2015年7月1日水曜日

インバウンド消費をうまく取り込んだ大手百貨店の好業績

大手百貨店の既存店売上高が発表された。

大手百貨店4社の6月売上高は全社プラス、インバウンドは3―5倍増http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PB44420150701
 ロイター社の報道によると、2015年6月の大手百貨店 既存店売上高は全て増収で、中でもインバウンド消費を示す「免税売上高」の伸びが大きかった。


免税売上高がこれだけ伸びた背景には、単に訪日外国人観光客が増えただけでなく、大手百貨店の売り場におけるさまざまな工夫がある。

例えば、三越や高島屋では外国人向けにコンシェルジュを常駐させている。
また、三越銀座店では中国人の体格に合わせたスーツも販売され、売り切れになるほどの人気を博した。
さらに、割引カードの発行やホテルへの配送サービスなど、外国人観光客が買い物しやすい環境を整えている。

出典:外国人観光客に何が売れる? インバウンド客をつかむワザ
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150130/1062428/?P=3
まさに、日本国内でグローバル化を実現し、成果を上げている事例と言えるだろう。
こうした施策は依然として成果を上げ続けており、2015年9月の大手百貨店4社の売上高も前年同月比プラスとなっている。

今後、サービス業ではこうした国内におけるグローバル化対応が必須となる。

<関連リンク>

2015年10月に大阪で開催された「中国・台湾の「爆買い」インバウンド消費ニーズをとらえ、しっかり儲けるためのグローバルマーケティング講座」の動画



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