2015年6月1日月曜日

"Coffee"は「コーヒー」か? 英語公用語時代におけるカタカナ英語の弊害

私が代表を務める株式会社グローバルブレインスクエアでは、東京オフィスにも中国人が在籍している。
ある時、英語が得意な弊社の中国人スタッフ(現在はアメリカ留学中)が日本のカフェでコーヒーを注文しようとした。
日本にまだ慣れていなかったこともあり、特に意識することなく"Coffee please"と注文したのだが、店員さんには通じない。
聞こえていないのかと思い、大きな声で"Coffee" (敢えてカタカナにすると「カーフィー」)と伝えるが通じない。

おかしい。"Coffee"はアメリカにいようが日本にいようが"Coffee"のはずだ。なぜ通じないのか?と悩んでいるようだったので、私が「コーヒーお願いします」と頼んであげた。すると、店員さんは「コーヒーですね!お待ちください」と、行ってしまった。私は中国人スタッフに、「次回から『コーヒー』と発音すると通じるよ」と教えてあげたが、どうも納得がいかないようであった。



日本人は"Coffee" を英語の発音ではなく、日本式の発音で「コーヒー」と発音するが、海外の人にとっては、"Coffee"は"Coffee"であるから、やっぱり"Coffee" と言ったらすぐに理解してほしいであろう。
日本国内がグローバル化し、英語が公用語となりつつある時代においては、こうしたカタカナ英語の弊害も徐々に取り除いていかねばならないのである。


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