また、私が出張でフィリピンに滞在する時、現地のビジネスパートナーと行動を共にすることが多い。現地のビジネスパートナーはフィリピン人であるが、ホテルやレストランに入ると店員(フィリピン人)は英語で話しかけてきて、フィリピン人どうしでも英語でコミュニケーションを取っている(私と一緒だからかもしれないが)。マレーシアでも同様のことを体験した。グローバルでのコミュニケーションはこのように英語が公用語となっているのである。
日本ではまだ日本人どうしは日本語で話す習慣が根強いが、昨今の外国人旅行者の増加に伴い、そうも言っていられなくなってきている。先日、京都で滞在したホテルでビュッフェスタイルの朝食を取ろうとすると、"Good Morning"と挨拶された。なんとなく違和感を覚えるが、ホテルの従業員の立場に立って考えると、外国人旅行者、特に中国や韓国、東南アジアからの旅行者が多くなってきているために、日本人か外国人かの区別がしにくいため、英語を公用語にしているのであろう。(たまに、こちらが"Hello"と話しかけると「こんにちは」と返してくれる外国人もいるが・・・)。
成田空港でも、係員によるが英語で話しかけてくる人が増えていると感じる。
「日本人どうしなのにいつも英語で話しかけられるんだよ~」という人もいるが、次第にこの英語公用語化の流れは加速するであろう。
職種によるだろうが、サービス業では英語が公用語となりつつあり、英語ができないと仕事ができない時代がすぐそこに来ているのではないだろうか?やはり日本国内のビジネスでもグローバル化は必要なのである。